コロナ禍後のハワイ:2024年現状と展望
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はつみキャンベルです。
コロナが終息して2年となりました。2024年の下半期のハワイの現状と不動産の動向をご覧ください。
観光客数
2023年後半以降、ハワイへの観光客数は徐々に回復し、2024年に入りコロナ前の水準に近づく勢いです。2024年5月の時点で、ホノルル国際空港の入国者数は前年同月比で約80%増、2019年の同月比で約70%増となっています。内訳を見ると、アメリカ本土からの観光客が最も多く、続いてアジアからの観光客が続いています。日本からの観光客数も増加傾向にあり、2024年5月は前年同月比で約2倍、2019年の同月比で約70%増となっています。
ホテル稼働率
ホテル稼働率も同様に回復しており、2024年5月は約85%と、2019年の同月比でほぼ同水準となっています。 WaikikiやKaanapaliなどの主要観光地では、稼働率が90%を超えるホテルも多く見られます。一方、宿泊料金は依然として高水準です。2024年5月の平均宿泊料金は1泊あたり約300ドルと、2019年の同月比で約20%高くなっています。これは、観光客数の増加と客室数の減少による供給不足が原因と考えられます。
不動産価格
ハワイの不動産価格は、2022年後半から上昇傾向にあり、2024年現在も高水準を維持しています。一戸建て住宅の中央値は、2024年5月時点で約100万ドルと、2019年の同月比で約30%高くなっています。コンドミニアムの中央値も約60万ドルと、2019年の同月比で約20%高くなっています。不動産価格上昇の背景には、金利の低迷、観光客数の増加、移住希望者の増加などが挙げられます。特に、リモートワークの普及により、ハワイに移住して働くことを希望する人が増えているようです。
2024年の展望
2024年下半期も、ハワイの観光業は引き続き好調に推移すると予想されます。中国、韓国からの観光客の増加や、新たな航空路線の開設なども期待されています。一方、宿泊料金や不動産価格は、今後も上昇傾向が続くと予想されます。投資目的での不動産購入を検討している場合は、慎重な判断が必要だと思われます。