ハワイ不動産 エスクロー会社の役割と公証手続き
ハワイ不動産ニュースをご覧いただきありがとうございます。
はつみキャンベルです。
ハワイ不動産の物件売買の際に必ず必要な「エスクロー会社の役割と公証手続き」について簡単に説明いたします。
アメリカで不動産取引をする場合、殆どの州が売主と買主の間にエスクロー(Escrow)会社が入ります。エスクローとは、売主・買主の間に入り、中立的な立場で不動産売買の実務を行う民間の第三者機関です。エスクロー会社の役割は、双方の中間の立場で契約を進め、取引の安全性を担保することです。
最近ではネットで画像などを見た海外からのバイヤーと、頻繁に不動産取引をするようになりました。中には実際に物件を見たこともない買主様や、購入しても一度も物件を見られたことのない売主様もいらっしゃいます。売買時に交わす契約書もオンラインサービス(ドキュサイン、Docusign)が使用され、実筆のご署名やご本人でなくても契約を遂行することが可能になりました。契約中はメールや電話などで担当エージェントがクライアントに確認を取りながら契約を進めていきますが、最後の公証手続きが必須となります。
公証人、公証手続きとは?
公証人とは、ある事実の存在、もしくは契約等の法律行為の適法性等について、公権力を根拠に証明·認証する者である。公証人がご本人である売主や買主の目の前で物件権利書に実筆のご署名をして頂き、この物件を購入するまたは売却をしますといった確認事項が行わることを公証手続きと言います。
電話やEメールなどでは公証手続きはできず、必ずアメリカ大使館や領事館、アポスティーユを発行している日本国内の公証役場で物件権利書のご署名が必要になります。本人確認が必要なので、非居住者の方はアメリカ大使館、アメリカで公証される場合は必ずパスポートの提示を求められます。日本発行の運転免許証ではアメリカ大使館や米国内での公証手続きを受け入れされず、有効なパスポートが必要になります。もしパスポートの期限切れやパスポート保持者でない場合は、日本国内の公証役場で日本発行の運転免許証で公証手続きが可能となります。念の為、各都道府県の公証役場で確認をしてください。